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20代の若さで60cm超の尾長グレを釣る若手磯フカセ師!敷地翔太朗さんのその実力に迫る

2020年10月 2日(金)

磯釣りの世界にも高齢化の影響が出ているといわれて久しい昨今。

かつて渡船が出ている港には多くの磯釣り師が押し寄せ、平日でも駐車場は満杯。
地元や隣県だけでなく、遠路はるばる訪れた磯釣り師によって賑わいをみせていました。

釣り倶楽部も、大小合わせれば星の数ほど存在していましたが、それも会員の高齢化と人数の減少によって、当時の勢いもその数さえも陰りを感じざるを得ない昨今。

しかし、そんな磯釣り界隈にも同じ磯釣師やメーカーから注目を浴びる若手が現れました。
彼の名前は敷地 翔太朗さん。

幼い頃から磯に住む魚たちを相手に釣りを始めた敷地さん。
成人すると同時に尾長グレに魅せられ、若干25歳にして沖ノ島で64.5cmの尾長を釣り上げたその実力に迫ります。
尾長ハンター敷地翔太朗さんインタビュー
インタビュアー(以下、―): 敷地さん、はじめまして。
以前よりがまかつやサンラインの営業さんや、地元の磯釣り師の方からよく話題に登っていて、いつかお会いしてお話を伺いたいと思っていましたが、ようやく実現することができました。

今日は、初心者の方が尾長釣場に初めて上がった場合や、そこそこグレ釣りの経験はあるが本格的に狙ったことがない釣師のための攻略方法をお聞きしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

敷地翔太朗さん(以下、敷): わかりました、今日はよろしくお願い致します。
はじめまして...といっても、実はヤマトさんでお買い物させていただいたこと何度かあるんです。

―: そうだったんですか!
それは失礼しました。ちなみに、その時は何を買われましたか?

敷: そうですね、確か松田ウキの松山 ピエルブルーだったかな、と思います。
  松田ウキの在庫の充実っぷりがすごくてお店にいけばほとんどの号数が揃っていますよね。

―: ありがとうございます。
松田ウキの在庫数は、全国トップクラスだと自負しています。
当店のお話はまた後ほどさせて頂くとして、インタビューに移らせて頂きますね。
まず、敷地さんが磯釣りを始められたのはいつでしょうか?

敷地翔太朗さん(以下、敷): はい、よろしくお願いします。


―: まず、敷地さんが磯釣りを始められたのはいつでしょうか?

敷: 磯釣りを始めたのは小学1年生です。
祖父も父親もグレ釣りをしてたので、その影響で幼い頃から釣り竿を持っていました。

また、生まれ育った場所が高知県の興津と磯釣りが盛んな地域で遊び場も自然と海になることが多く、ピンポン玉をウキ替わりに釣りをしていました。
その影響も大きいかなと思います。

―: なるほど、幼い頃からグレ釣りをされていたんですね。
  それでは、本格的に尾長グレを狙い始めたのはいつ頃ですか?

敷: 7年ほど前、ちょうど20歳になった頃ですね。
知り合いに水島のエボシに尾長グレ狙いで上がった頃が最初ですね。

―: なるほど、早くから尾長を狙われていたんですね。
  ちなみに、その時の釣果というと?

敷: まったく見向きもされず、惨敗でした。
  あの時は悔しくてどうにか攻略できないかと、松田会長の本やDVDを観て尾長グレの攻略法を独学で勉強し始めました。
 それから数ヶ月後に二度目の挑戦だったんですがその時に運良く59センチの尾長を釣り上げることができ、そこから本格的にのめり込んでいきましたね。
 
―: 2回目にしてですか!尾長攻略はベテランでも苦労するのにそれは驚異的なスピードですね。

敷: ありがとうございます。そうなんですかね。

―: 釣りは尾長しか相手にしませんか?

敷: いえ、そんなことはありません。
  磯に上がっても口太を狙うこともあれば、イサキや他の魚を狙った釣りもします。
  ただ、尾長グレを釣るために磯に上がるときは口太グレやイサキは相手にせず、ひたすら尾長が見えるまで餌を撒き続けます。
  見えなければ竿を出すことはしませんし仕掛けも尾長グレが見えてからつくるようにしています。

―: 普通だったら、焦って仕掛けを投入してしまいそうですが。

敷: はい、そこはじっと堪えるべきですね。
尾長の釣はそんなもんだと思って覚悟を決めて臨んでいます。

撒いても撒いても丸一日見えないことも時々ありますし、
その時は竿をセットする事もなく、船頭が迎えに来る時間になって終了です。

個体数を見て、撒き餌を調整。その洞察眼と尾長を焦らす撒き餌ワーク

尾長ハンター敷地翔太朗さんインタビュー 洞察眼と尾長を焦らす撒き餌ワーク ―: なるほど。   撒き餌があくまでも基本ということですね。   では、撒き餌はどんな割合で撒かれていますか?

敷: 赤アミを5枚、ボイルを2~3枚持参するのが僕の基本です。
磯に上がって、まず海中や潮の様子を見ますが、次にやるのが撒き餌です。

最初はボイルを主体にして撒いていき、尾長が浮いて見えるようになってきたらその個体数を観察しながらボイルを撒く数量を減らしていきます。

―: 個体数に合わせて撒き餌を打っているんですか。

敷: はい。

―: それはどうしてですか?

敷: 尾長グレに捕食競争をさせるためですね。尾長が10尾いたらボイルは5~6粒、20尾いたらボイルを10粒というように尾長グレに少しだけ捕食させ、飢餓感だったり、闘争本能をくすぐる意味合いですね。
それに加えて赤アミを多めにして撒いていきます。

―: つまり、杓ですくう粒数を数えている、と。

敷: はい。
バッカン内はボイルと赤アミを完全に仕切って分けています。

―: なるほど、赤アミを混ぜるのはなぜですか?

敷: 赤アミを入れるのはにおいによる寄せの効果もあるんですが、撒き餌のつなぎの役目としても入れています。
もっと言うと、赤アミの濁りで尾長を安心して捕食に集中させるという意味でも赤アミは効果的かなと。

―: 打ち方についてはどのように打っていますか?

敷: 撒き餌は広範囲にではなく、30~50cmほどと範囲を固めて打つようにしていますね。
そうすることで、魚影が分散せず一箇所に固まってくれるので釣りやすくもなってきます。

―: なるほど、尾長を浮かせつつ、一ヶ所に集中させると。

敷: はい。

―: ということは、竿を振り出したとしてもやたらめったら掛けるようなこともされないということですか?。

敷: はい、掛け損なってしまうと掛け損じた尾長はもちろん、他の尾長の警戒心が高まってしまいますしイサキを掛けたせいで尾長がその場から姿を消してしまったこともありました。

産卵の時期なんかは特に警戒心が強いので、注意しないといけませんね。

あとは、掛け損じた際に大きく竿を引いた時に生じる仕掛けが海中の水を切る音...というか衝撃でしょうか。
あれなんかも警戒心を高める要因ですね。


―: 話は変わりますが、渡船屋さんとの関係も大切だと思いますが、そのあたりはどうされていますか?

敷: 僕は四船の渡船屋さんを利用させてもらっていて、4~5名で行く場合が多いです。
ある程度メンバーが多い方が優先的に磯に上がれますし。

―: なるほど、同じ磯には2~3名で上がるかと思いますが、その時の撒き餌の打ち方や、ポイントの攻め方などはどの様にされていますか?

敷: あくまで対尾長グレでの話ですが、ポイントは1ヶ所に絞って竿を出すのは1人だけと決めています。
釣り方は、順番に1~3投してからローテーションで交代するとか、時間で交代したりとか時々ですけど同時に竿を振り出すことはないですね。
撒き餌も同じ場所に打つようにしています。

2ヶ所に分散させてしまうと当然尾長も分散してしまいますし、浮いてきづらくもなります。

潮は満ちより引き?ほんの一瞬の時合を逃さないための撒き餌

尾長ハンター敷地翔太朗さんインタビュー ―: それでは、潮を見て釣行計画を立ていますか?

敷: 自分の所感では水島は満ちより引きが良い場合が多いのように感じているので、大潮の三日目あたりを狙っています。
潮は満潮から下がる2時間前の昼前が満潮なら朝イチから尾長が見えている事が多いですね。

でも、見えていてサシ餌に触れるのは一瞬、その時合にいかに集中して尾長を掛けることができるその時間は一時間もなく、本当にあっという間です。


―: 確かに。磯に長時間上がっていても釣れるチャンスはごく僅かですね。
では、時合で的確に尾長を釣る際、尾長のいるタナが想像よりも浅かったということもよく耳にしますが、タナについてはどの様に見極められていますか?

敷: まず尾長を姿が見えるまで浮かせてくることのが基本なので、タナが深い時はひたすらに撒き餌を続けます。
ですので、見極めるというよりは一ヒロ以内まで浮いて来させてからが釣り始めとなります。

―: ハリスは一ヒロ以上は伸ばさない、と。
それ以上に浮いてきた時にはどれくらいの長さで設定されますか?

敷: そうですね。
背びれが水面に出るくらいまで浮いて来る時もありますし、その時なんかは誘いを掛けてハリスを水面ギリギリまで浮かして掛ける様にします。
短くしすぎても掛けるのが難しくなるので、どんなに短くても矢引までが限界だと考えています。

糸は太く、仕掛けは繊細に。そして鈎は軽く強いものを選定

尾長ハンター敷地翔太朗さんインタビュー 糸は太く、仕掛けは繊細に。そして鈎は軽く強いもの


―: なるほど。最近は仕掛けにガン玉を打たないノーガン仕掛けも多く見られるようになってきましたが、ハリスにはガン玉を打つのですか?

敷: そうですね。
オモリは使うんですが、使うウキが先程言ったとおり「0、4、2」あたりが多いなので、打つ場合はガン玉ではなく、ハリコミ小次郎の4号~7号をよく使っています。

潮の状況で撒き餌と合わない時やサシ餌を狙ったタナにピタッと止めたい時などに入れています。


―: では、ハリスはどのハリスの何号を主に使われていますか?

敷: 使用しているのは道糸、ハリスともに松田競技シリーズです。
号数は、ここ最近は道糸もハリスも2.75号を使います。

以前はあたりの確率を高めるために2.5号使っていましたが、多少なりとも喰わせられるテクニックが身についてきたので
次のステップということで、なるべく取れる可能性を上げるために号数を上げました。

道糸はマーキングがウキの頭からウキ下を通るように固定位置を決めています。

このピンクのマーキングが視認性も良く、仕掛けの角度を見るのにちょうど良いんです。

水島での尾長グレ相手は遠投や本流釣りではないので、ラインの長さは100mもあれば十分です。
道糸は釣行のごとに毎回交換するようにしています。


―: ということは、マークXだと600mなので6回分、コスト面などのバランスがよく考えられていますね。
それでは、針は何を使われていますか?


敷: 鈎は軽くて強度があることが理想ですね。
普段はMシステムを使っていて、速攻タイプの8.5号~8.25号をよく使います。
大きくした方が取り込みが安心なので8.25号以下は使いません。
  
それは浅ダナですので当たりが出やすいのもありますし、ラインも短いので鈎にも衝撃がダイレクトに伝わることにもなります。

―: 鈎やラインの結びについては、何か特別なことをしていますか?

敷: いえ、ハリスのくくり方も特別なことはしていません。
ただ、ブラックストリームが新しくなって十分に湿らしてゆっくりガッチリと締め込む事。

これをしないと熱で糸の強度が落ちてしまうので特に注意しています。
最近はMシステム以外にも、ネムリが入っている新発売のセレクトグレもよく使います。

尾長グレは様々な刺し方をしますので、細身でボイル餌が刺しやすいものが良いんです。

若干、鈎先がネムリ形状になっていますので飲まれることが少ない印象です。
6月下旬に釣行した時も合わせが遅れたのですが、その時もセレクトグレを使っていたためか釣った後の尾長の口にしっかり掛かっていて、飲まれていませんでした。

強烈な尾長の突っ込みにひたすら強引にでも耐える

尾長ハンター敷地翔太朗さんインタビュー 強烈な尾長の突っ込みにひたすら強引にでも耐える

―: なるほど、細身かつ強靭ながま鈎の設計が対尾長の釣りをしっかり支えてくれているわけですね。
では、尾長グレを掛けてから取り込むまではどのような流れを取られていますか。

敷: はい、まずは掛けた瞬間からの強烈な突っ込みを竿を立てたままでこらえられるか、これに尽きると思います。
秒数にして10~15秒くらいだと思いますが、この突っ込みを強引に止め、尾長の顔をこちらに向かせるまでが勝負です。

この一瞬を何とか凌ぐことができれば、獲れる確率もグッと高くなります。

ただ、この時に鈎が飲まれていたら、切られる事もあるので要注意です。
その後は5分くらい時間を掛けてじっくりやり取りをして、浮かせてきます。

グレが浮いて来たあとの玉掛けは一緒に磯に上がっている仲間に頼みます。

ラインが小さいのもありますが、今までに経験では自分でやるとすくった瞬間に切れたり
針ハズレなどで逃げられたりといった苦い経験があるので...笑

他の人にすくってもらうのが確実です。

ウキの投入も上から投げ込まずに、下から仕掛けを置くように投げ込んでなるべく尾長に刺激を与えない様に投入します。

また、撒き餌の打ち方も強く打たずになるべくは刺激の少ないように打ちます。
撒き餌を打った後も沈下の速さ、流れる速度や流れていく角度なども常に注視しています。

さらに大型のものは群れから離れ、さらに遅れてやってくる

尾長ハンター敷地翔太朗さんインタビュー さらに大型のものは群れから離れ、さらに遅れてやってくる

―: 大型の尾長グレでも群れになっていると思うのですが、さらに大型を狙って釣るにはどうすれば良いでしょう?

敷: そうですね、先程お話したとおり撒き餌を打って尾長の群れが浮いてからが釣りを始める合図で、50センチ台の尾長を狙うなら群れている尾長を狙えば良いんですが、さらに大型の個体を狙うなら、まだ辛抱強く待つ必要があります。

というのも、60センチクラスの大型のグレは群れとは少し離れた場所、それも群れから遅れて姿を現すことが多いんです。

釣り人があまり入っていない状況だとまだ釣りやすいんですが、これがシーズンに入って釣人が増えると尾長は賢くなってなおさら釣りづらくなります。

見えている尾長グレとは違う角度から餌を捕食しているのも何度か目にしたこともあります。

そんな時は上がってくる位置を把握した後にそのポイントを狙って仕掛けを投げ込むんですが、角度やタイミングが重要で合わないと喰わすことはまず出来ないので、これがまた厄介なんです。

なかなか思いどおりにはいきませんが、60センチオーバーとなると、他のグレとは桁違いの賢さなのであの手この手で喰わさないとロクマルはヒットしません。

それに、ずっと同じパターンで攻めていてはすぐに見切られてしまうので、とにかく、何かしら変化を加えながらワンパターンにならないようにする。

敷地さん、歴代の愛竿は柔らかく粘る竿

尾長ハンター敷地翔太朗さんインタビュー 歴代の愛竿は柔らかく粘る竿

―: なるほど。やはり60センチオーバーの尾長グレ相手の世界は厳しく険しいですね。
しかし、それこそがグレ師の夢であり、これがロクマルの世界の壁であり厳しさでもあるのかもしれませんね。

ちなみになんですが、今までどんなロッドを使われてきましたか?

敷: 父親がアテンダーを使っていましたので、二十歳頃はその竿を借りて釣行していました。

そのあとは初代のマスターモデルM-5.0mを購入しメインロッドとして使っていました。
昨年までは、この竿で60センチオーバーも随分と取り込んできました。

―: MHではなく?

敷: はい、強いMHが必要な場面ももちろんあるんですが、
自分はなるだけ柔らかい竿を限界までためて、粘りでとる釣りが好きなのでMをメインロッドとしてチョイスしていました。

あ、でも今はマスターモデル2のMH-5.0を使っています。
このモデルのMでも全く問題なく大型を取れると思います。

また、最近発売されたデニオス。
デザインこそシンプルですが、あれもトルクがあっていい竿ですね。

お求め安い価格帯なのでサブロッドになりがちですけど、メインとして使われても十分活躍するロッドだと思います。

―: デニオスの宣伝までして頂いてありがとうございます。

敷: いえ、そういうつもりはなかったんですけど笑

製品詳細:がま磯 デニオス

ブレーキの効きより早く、瞬発で対応するための尾長師の技術

尾長ハンター敷地翔太朗さんインタビュー ブレーキの効きより早く、瞬発で対応するための尾長師の技術

―: いえ、ありがとうございます。
がま磯特有の粘りのある竿がお好きということ、よくわかりました。

ところで、リールはLBを使われていますか?

敷: はい、もちろんリールはLBを使いますが、仕掛けを投げ込んだ後はベールを上げて構えています。
もちろん、余分な糸は巻いて仕掛けは張った状態にはしていますが。

―: そうなんですか、それはまた何故ですか?

敷: レバーブレーキでは掛けた時の尾長の突っ込みに対応しきれないことがあるんです。

ベールを上げたまま、スプール全体に手の平を当てることで
素早く的確にグレの突っ込みに対応でき走られても最小限で留めることができる。

掛けて10~15秒はその状態で無我夢中で堪えきり、タイミングを見てベールを返して、そこからリールの巻取りも含めたやり取りが始まります。

そこからは、前回お話したとおりの流れでのやり取りになりますね。

重要なのは同じことを「繰り返さない」こと

尾長ハンター敷地翔太朗さんインタビュー 重要なのは同じことを「繰り返さない」こと

―: なるほど、魚を取り込んだ後はやはり場はシラけますか?

敷: そうですね。
やはり、一匹でも掛けて取り込んだら場がシラケます

その時はまた撒き餌を打ちながら様子を見て、行けそうなタイミングを見計らって竿を出しますが、その時でも撒き餌の撃ち方などもさっきまでとはパターンを変えるようにしています。

サシ餌も刺し方をいろいろと変えたりと、振り込む度に何かしら違う方法で攻めるようにしてます。

大事なのは魚に「さっきまでと同じ」と感じさせないことですね。

―: 具体的にボイルの刺し方を教えていただくことはできますか?

敷: 正直、刺し方は無限大はあると思います。

頭をふたつ刺したり3つ刺したり、かと思えば身の部分だけだったりなど、いろんな刺し方をしています。

―: なるほど、兎にも角にも「同じことをしない」ということに尽きる、と。

敷: そうです。サシ餌もそうですが、振り込みも角度を変えて振り込んだり撒き餌からサシ餌、仕掛けの設定。
そして仕掛けの投入までどれも違うパターンでアプローチすることが大切ですね。

年間の釣行回数と目標に迫る

尾長ハンター敷地翔太朗さんインタビュー 年間の釣行回数と目標に迫る

―: なるほど、ありがとうございます。
年間の尾長グレ釣行はだいたい何回ほどですか?


敷: 30回ほどでしょうか。
昨年は50センチオーバーを57枚釣りました。
これは一日で20枚釣った時があったのでこの匹数をこなせたんだと思います。

今は、「50センチオーバーを年間に50枚」これを目標に自分で決めて釣行に臨んでいます。

―: 最後にこれを読まれている釣り人に一言お願いします。


敷: そうですね。
僕がお話した内容が参考になるのかどうかあくまでも自分の経験談ですので、わかりませんが
尾長グレは姫島~沖ノ島全域で釣ることができます。

やはり口太とは一匹の価値が違うので、皆様も諦めずに大型の尾長グレを狙って釣行に臨んでみてください。

やりとりの最中の駆け引きもそうですが、釣り上げた瞬間の興奮度はまったく別物に感じられると思います。

―: そうですね。
やはり尾長グレ、それも50オーバーの大型の尾長は磯に立つグレ釣り師にとっては釣ることそのものが難しいため、憧れの存在です。

敷地さんも、仕事にプライベートにさらに釣りまであって大変かと思いますが、若い世代が少ない磯釣りをぜひ盛り上げていってください。

本日は、長い時間有難うございました

敷: はい、頑張ります。
こちらこそ有難うございました。

磯釣り師としては希少な20代の釣り師である敷地さん。
その若さもさることながら、今回語ってもらた内容からも分かるとおりその実力も既にベテランの粋に達している。
また、近年は名釣会や、がまかつのフィールドテスターとしても活躍する彼のこれから動向に目が離せない!

敷地 翔太朗氏プロフィール
敷地翔太朗氏 プロフィール画像

1993年2月10日 高知県四万十町窪川出身。 小学校1年生にして磯釣りデビュー。 20歳にして尾長釣りに魅せられ鵜来島、沖ノ島にて数々の尾長グレを釣り上げる。 2018年には若干25歳にして自己最高となる64.5cmの巨大尾長を仕留める屈指の実力を持つ「尾長ハンター」。 がまかつ・サンラインフィールドテスター、名釣会・GFG所属。


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