磯釣り秘伝 2017年 下の巻 (海悠出版)
商品ID:17isoturihiden02
特集1 型を狙う。
本気で獲りにいく50(ゴーマル)口太
その釣り場の最大サイズを狙う、猛者たちの戦術
竿をたわわに曲げ、玉の柄がグニャリと曲がるような大物との出会いを、釣り人なら一度は夢見たことがあるだろう。口太ならばどのくらいの型を釣りたいかと問えば、多くの人は「50㎝」と答えるかもしれない。届きそうで届かない、越えられそうで越えられない「50(ゴーマル)」の壁。単純に出会いが少ないことに加え、百戦錬磨の大型は気難しく、その引きも半端ではない。どう食わせるか、どう取り込むか。2017年の寒グレシーズンもいよいよ盛期を迎える。今年は、徹底的に“型”にこだわってみてはいかがだろうか。
特集2 THE大知理論「這わせ」の極意
瀬戸内式全遊動釣法の真髄を紐解く
ノベ竿のミャク釣りで、穂先でアタリを取る感覚を養った大知昭の釣技に迫る
押しも押されもせぬチヌ釣りの名手・大知昭さん。独自のセンスで磨いた全遊動釣法は、地元の瀬戸内にとどまらず、全国のフィールドで着実に結果を残してきた。なぜ大知昭は誰よりも多くのチヌを釣るのか。なぜ全遊動釣法が全国に通用するのか。その全貌に迫ってみたい。
高里 悟 楽しく遊べ 学びつつ遊べ
G杯チャンプが伊豆グレに挑む
釣り好きを自称するミュージシャンは多いが、ここまで本気で竿を振る人は稀だ。多忙なスケジュールをこじ開けては磯に立ち、誰よりも多くの土産を持ち帰る。この「土産」とはクーラーボックスの中身ではない。敗北感に何度も打ちのめされた。目に見えぬ海という世界に、何度も翻弄された。今日の失敗は明日の糧となる。日本一グレを釣り上げたドラマー、高里悟さんの熱き2日間を追った。
選択肢に満ちた“ミドルレンジ”の迷いを断つ
低水温期のウキ下1本~1本半へのアプローチを見直す
浅層からやがて深層へ・・・。グレはこれから産卵行動に移行すると共に、水温の低下もあって動きを鈍くし、徐々にタナを深めていく。タナが浅ければ視覚情報も多く、わかりやすい釣りを貫ける。また、竿2本超の深ダナでも選択肢が絞られる。悩ましいのは、その中間ともいえる“ミドルレンジ”。名手ならどのようにアプローチをかけるのか、甲斐孝光さん、森井陽さん、宮原浩さんに実戦の手がかりを聞いた。構成=小田部修久
カラーグラビアほか
[カラーグラビア]
北陸の厳寒クロダイにネリエフォールで活を入れる!
(富山県高岡市富山湾・雨晴磯)
「落とさない全遊動」で良型口太を連発!
(静岡県南伊豆石廊崎・鵜ノ根&飛根)
着々と迫るPEフカセ時代
(長崎県松浦市福島・米島&カヅラ島)
地磯という学舎
(静岡県東伊豆富戸上磯・大根)
大知昭のニッポン・チヌ旅
【第4回】山口県光沖・馬島&長島