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磯竿のパーツ修理・交換方法

がま磯をはじめとする外ガイドの磯竿のパーツの修理・交換方法。

用意するもの
  • カッターナイフ
  • フリンジ式の使い捨てライター
  • 金属の丸ヤスリ
  • プライヤー(先端がすべり止めの凹凸のないものが最適)
  • 接着剤(通常の粘度のものと低粘度のものの2種類)

1.届いたパーツ製品に破損がないか確認

交換の最中に破損があった事に気付かれた場合、商品の返品交換はお受けでき兼ねますので、竿のやガイドや継番などのパーツ製品が到着しましたら、交換作業を行う前に、必ず製品に破損がないかをご確認下さい。

2.尻栓を外す

尻栓を外します。

この時、10円玉などの硬貨を使用しますが、尻栓が固くなっている場合は、硬貨をペンチで挟んで栓を回すことでスムーズに取り外すことができます。

3.トップガイドを外す

竿のパーツの取り外しは穂先側から行います。

トップガイドをフリント式の使い捨てライターで少しずつ炙り、熱でトップガイド内の接着剤を溶かし、プライヤー等でトップガイドを穂先から外します。

詳細については、「トップガイドの外し方」をご参照下さい。

4.穂先を取り外す

尻栓側から穂先を取り外します。
取り外す前に、穂先についているフリーガイドを穂先から取り外しておきます。

また、穂先や穂先についているガイドの交換は、ここで補修パーツに交換し、穂先を取り付けて補修完了となります。

トップガイドの接着方法については、「トップガイドの接着方法」をご参照下さい。

5.継番の固定ガイドを取り外す

継番などが破損している場合や、2番以降のフリーガイドの交換の際には、穂先を取り外した後、2番から順に継番を外していきます。

固定ガイドを外し方の詳細については、「固定ガイドの外し方」をご参照下さい。

6.継番を取り外す

固定ガイドを取り外した継番は、付いているフリーガイドを取り外し、尻栓側から抜き取ります。

5から6の手順で2番の継番から元竿に向けて、順番に継番を取り外していきます。

7.破損の継番、ガイドを交換する

破損している継番、ガイドパーツまで取り外し作業を行った後、破損品と補修パーツとを交換します。

この時、フリーガイドの穴が小さく、竿に嵌合しなかったり、ガイドラインより上で止まってしまう場合がございます。
当店よりガイドをお送りする際は、フリーガイドはガイドライン上(半分より上のライン)で留まるように調整ができるよう、ガイドの穴が小さくガイドラインよりも上で留まるサイズのものをお送りしておりますので、お客様のもとで金属の丸ヤスリなどでガイドの穴を削って、ガイドライン上に留まるようにご調整下さい(下の画像参照)。

8.逆の順番で竿を組み立てる

破損している継番、ガイドパーツを交換した後、取り外しとは逆の手順(継番を尻栓側から挿入、フリーガイドを継番へ通す、固定ガイドの接着)で、元竿から穂先へむけて竿を組み直します。

固定ガイドの継番への接着方法については、こちらの「固定ガイド接着方法」を、穂先へのトップガイドへの接着方法については「トップガイドの接着方法」をご参照下さい。

※トップガイドの外し方

トップガイドをフリント式の使い捨てライターで少しずつ炙り、熱でトップガイド内の接着剤を溶かします。
ガイドの接着が緩くなったことを確認した後、プライヤーなどでトップガイドを穂先から外します。
※火を近づけすぎたり、熱しすぎるとカーボンが焦げたり、燃える恐れがありますので、注意しながら作業を行なって下さい。
※ねじるように外そうとすると継番のカーボン繊維が破損してしまうので、まっすぐ引っこ抜くように外します。

※固定ガイドの外し方

固定ガイドはドライヤーでじっくりと熱し、ガイド内の接着剤を溶かします。
ガイドの接着が緩くなったことを確認した後、プライヤーなどでガイドを継番から外します。
※ねじるように外そうとすると継番のカーボン繊維が破損してしまうので、まっすぐ引っこ抜くように外します。

※トップガイドの接着方法

穂先の先端に、低粘度の接着剤を付けます。
この時、穂先とトップガイドのはめ合いの確認がしやすいように、穂先の先端から若干隙間を空けて接着剤を付けます。
(先端に接着剤を付けてしまうと、トップガイドと穂先のはめ合いの確認時に接着剤がトップガイドに付着し、取り外しづらくなります。)
穂先が太くトップガイドがはまらない場合、穂先の先端をカッターで少しずつ削り、最適な太さになるよう調整します。
削り過ぎないよう、少し削ったら確認のため、トップガイドを先端だけにはめ、サイズの確認を行なって下さい。

※固定ガイドの接着方法

継番の先端に、低粘度の接着剤を付けます。
この時、継番から接着剤がはみ出ないよう、接着剤は薄く伸ばして付けて下さい。

固定ガイドが上手くはまらない場合、継番の先端をカッターで少しずつ削るかガイドの内径を丸ヤスリで少しずつ削り、最適な太さになるよう調整します。
※削り過ぎないよう、少し削ったら確認のため、トップガイドを先端だけにはめ、サイズの確認を行なって下さい。