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マキ餌杓の選び方

2015年9月18日(金)

マキ餌杓の選び方

グレ釣りもチヌ釣りも、竿や仕掛けだけでなく、マキ餌のテクニックも釣果を左右する重要な要素のひとつです。

グレ釣りの基本は、マキ餌とサシ餌を同調させること。
基本中の基本と言われることながら、これがまた難しいのです。

いかに長くマキ餌の帯にサシ餌を長く流していられるかでヒット率は変わってきます。
もちろん棚(ウキ下)の深さも合っていること、潮の筋に仕掛けを流し込めていることも必須条件です。


しかし、魚に食わすということだけに焦点をあてると、邪魔するものがあまりにも多く道糸やウキですらその対象となってしまいます。
さらに潮と風が真逆の時にはますますポイントから仕掛けがズレる・・・。

なるだけ長時間狙ったポイントへ仕掛けを流すテクニックも必要ですが、マキ餌の打ち方も非常に重要になってきます。

また、チヌ釣りにおいてはエサ取りの多い磯際を避けなるだけ遠投をしてチヌをエサ取りから分離させ釣りやすいポイントをつくる必要があります。
競技会の場合、あなたとその横にはライバルである選手が並んで釣りをすることになりますが相手よりもより遠投し、差を広げるしかありません。


つまり闇雲にマキ餌を打っても効果はないのです。
いかに正確にポイントへと打てるかどうか、マキ餌のコントロールもさることながらグレ釣りの場合は潮を読み、マキ餌をポイントへ流す技術も必要です。
チヌではより遠くへしかも正確なポイントへマキ餌を打つ技術を要します。

さらにはエサ取り相手にはバラケ打ちするのか、固めて打ちするのか、エサ取りの状況に応じて打ち方を変えるのも大切。

マキエ杓の選び方

いかにストレスなく思いのままに打ち続けられるか、振り続けても疲れにくいというのが杓選びのポイントのひとつです。
杓の基本となる長さは68cm程度といわれていますが、遠投するなら長い杓、近距離へは取り回しの利く短めな杓が効率的に撒ける、
磯場ではバッカンの置く高さにより撒き餌杓の長さを決めることも大切です、

理想は極端に自分が屈まなくても手に取れる長さ。
それ以上でもそれ以下でも身体を屈めたり手を伸ばしたり、余計な動きで腰に負担が掛かり意外に疲れるものです。

また重要なことは杓の硬さです。
どういうわけか硬い杓だとよく飛ぶと言われたりもしますが、それは見当違いの間違いなのです。
マキ餌を遠投したいなら単純に硬いものと決めてかからずに自分が振り抜いて、杓のカップまでスムーズに力が伝わる硬さの杓をお選びください。

肩の強い方はシャフトが硬めの杓を、肩の弱い方や、女性にはシャフトがよくしなるやわらかめの杓を使われることをおすすめします。

また、カップにもいくつか種類があり樹脂製のものをはじめ、ステンレス、チタンと素材は様々。

マキ餌杓の選び方
ステンレスについては、頑丈で耐久性にもすぐれてはいますが、持ち重りをするのが難点ですが、 長めの杓をご検討なら薄手ステンレスやチタン製が軽く感じるのは確かです。

チタンカップは、他の素材に比べて高価ではありますが、エサ離れよく軽いため、
扱いやすくはありますがステンレスに比べると耐久性に劣るのが欠点で、外部から衝撃を加える変形することもあります。

10人いれば10人それぞれに合うマキ餌杓は違うため、一概に「これが良い」ということは言えないのが本音でございます。

ですが、いろんな種類の杓を振っていただいているうちにきっと手に馴染むものを見つけられるはず。

杓は一日に何百回と使用するフカセ釣りには欠かせないものなので、決して安易に考えず、重要なタックルのひとつとしてじっくりと吟味してお選び頂ければと思います。

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